<センバツ高校野球:大阪桐蔭7-3光星学院>◇4日◇決勝

 「なにわのダルビッシュ」こと大阪桐蔭・藤浪晋太郎投手(3年)が春の頂点に立った。今大会は5試合すべてに登板、40回を投げ39安打10失点(自責7)、三振41個を奪った。藤浪の試合ごとの成績は以下の通り。

 【1回戦:大阪桐蔭9-2花巻東】

 花巻東・大谷との投げ合いが注目されたが、見事に投げ勝った。9回、143球を投げ8安打2失点(自責2)に抑え12三振を奪った。最速は150キロをマーク。大谷には真ん中に入ったスライダーを本塁打された。

 【2回戦:大阪桐蔭5-3九州学院】

 優勝候補の一角、九州学院(熊本)と対戦。9回、146球を投げ6安打3失点(自責1)で8三振を奪った。最速は150キロ。バットも冴え左翼席にソロ本塁打。

 【準々決勝:大阪桐蔭3-2浦和学院】

 関東王者の浦和学院(埼玉)と対戦。0-1の6回から2番手で登板し4回、80球を投げ6安打1失点(自責0)。7回に無死満塁のピンチを招いたが3者連続三振で断つ。最速153キロをマーク。

 【準決勝:大阪桐蔭3-1高崎健康福祉大高崎】

 機動力が武器の健大高崎(群馬)を力でねじ伏せた。9回、142球を投げ7安打1失点(自責1)で9奪三振。最速は151キロをマーク。

 【決勝戦:大阪桐蔭-光星学院】

 光星学院打線に12安打を浴びたが粘り強い投球で3失点に抑え優勝。9回、148球を投げ奪三振は6個。最速は150キロ。5試合すべてで150キロをマークした。