山田に次ぐ、スターとなれるか。ヤクルトのドラフト1位村上宗隆捕手(17=九州学院)はプロ入り後、三塁手へと転向予定。「弾丸ライナーのホームランを打ちたい。大谷さんとか筒香さんとか日本を代表する選手になりたい」と意気込む。高校通算52本塁打の強打を生かすために守備の負担を軽減し、神宮ナンバーワンのアーチストになる。

 1年目からの活躍が見られるかもしれない。チームは今季球団最悪の年間96敗。小川監督は来季若手の育成と起用を掲げており、高校時代「清宮級」と評された村上には大きな期待がかかる。チームに左打者の長距離砲がいないため、2軍で結果を出せばチャンスはある。小川監督は「チームを代表する打者。クリーンアップを任せられるバッターとして期待している。もともとのモノを持っているから、彼の実力が出ればいい」と太鼓判を押す。

 村上は「早く1軍で活躍できる選手になりたい」と意気込む。パ・リーグの清宮に負けないセ・リーグの村上が、球界を代表するスラッガーを目指す。【ヤクルト担当 島根純】