昨秋の明治神宮大会を制した日体大が4日、神奈川・横須賀市内でDeNA2軍と練習試合を行い3-2で勝利した。

 ドラフト1位候補で最速153キロ右腕の東妻勇輔投手(3年=智弁和歌山)が先発し、4回を投げ3安打8三振3四死球1失点。強風の中で初回は制球に苦労したが、2回以降は立ち直りスライダーを中心に8三振を奪った。東妻は「最初は変な緊張がありましたが、(前回登板の)明治戦の時より腕は振れていた。走者二、三塁でギアを切り替えた後に打たれなかったのは良かった」と手応えを口にした。

 同じく1位候補の松本航投手(3年=明石商)は3日前に体調を崩し2日間練習を休んだ関係で9回1イニングのみの登板となった。古城隆利監督は「松本については、今日投げてみて最後のイニングだけいこうという話になった。いつもより球が高かったですが、東妻も含めこれから落ち着いて投げていければ」と話した。

 DeNA吉田スカウト部長は「東妻くんはプロ相手に投げっぷり良く自信を持って投げていた。松本くんは本調子ではないとのことだが、ゆったりしたフォームから伸びのある球を投げる。どちらも上位候補だね」と評価した。