第67回全日本大学野球選手権が明日11日、神宮球場と東京ドームで開幕する。7年ぶり4度目出場の日大国際関係(静岡=東海地区)は、第2日(12日)第1試合(午前9時開始)に東京・神宮球場で、2年連続8度目出場の京都学園大(京滋)と対戦。小沢拓馬投手(4年)と続木悠登投手(4年)の先発2本柱を軸に勝利を目指す。

 今春の静岡県学生野球リーグで、6季連続優勝の原動力となった小沢と続木が、全国舞台でどれだけ力を発揮するかが、上位進出の鍵になる。

 防御率0・34で最優秀投手と特別賞の2冠に輝いた小沢は「この代で『何としても全国に』と思っていました。中学以来、やっと神宮に戻って来られた感じです」。中学時代に裾野シニアで全国大会優勝を経験して以来の大舞台を心待ちにする。防御率1・35でベストナインに選出された続木も、言葉に力を込めた。「小沢と2人で投げきっていければと思います。真っすぐには自信があるので、通用するのかを確かめたいです」。

 対する京都学園大のエース川瀬航作投手(4年)は、右サイドスローから最速146キロを投じる今秋のドラフト候補だ。小沢と続木も、目標はプロ野球選手。全国の舞台で、好投手を相手に投げ勝てば、大きなアピール材料になりそうだ。【鈴木正章】