新助っ人の打棒にエンジンがかかってきた。阪神ナバーロが来日初長打あり、甲子園初打点あり、勝ち越しを呼ぶ安打ありの2安打1打点。勝負どころで次々と快音を響かせた。

 金本知憲監督は「まだ慣れていないとは思うんですけど、日本の投手に対してすごく必死に変化球の見極めとかもできているのでね。もう少し慣れてくれば、もう少し打ってくれるんじゃないかと思っています」と期待。

 大山が5月27日巨人戦(甲子園)で記録した以来の打点。

 「どんな影響があるか分からないですけど、メンタルとか気持ち的なモノをいい方に持っていかないと前に進めないと思う。どんどんプラス思考で考えてほしいですね」。

 中日側にリクエストされ、セーフに覆った。

 「ちょっと(体が)引いていた」。

 代走で出場の俊介が二盗を成功。

 「俊介が走ってくれたおかげ。結果ですけどね」

 チームは引き分けを挟み、本拠地での連敗を「6」でストップ。

 「やっと来てくれたファンを喜ばせてあげることができた。しばらく勝てなくて、申し訳ない気持ちでいっぱいだった。とりあえずはホッとしていますね」。

 金本監督のその他一問一答は以下の通り。

 -新助っ人ナバーロは左方向への打球が多い。ナバーロらしさか

 ですかね。広角に打てる、日本の打者に近いバッターだと聞いていた。その通りの打者ですね。

 -糸井が離脱している中で4番陽川で勝ち切れている

 そうですね。1軍で4番って経験ないと思うんですけど、いい風に勘違いしながら自信を持ってやってほしいですね。

 -藤浪は制球に苦しんだ

 まあ、ちょっと悪い面が出たかなというところもあるし。真ん中近辺に集めすぎて…。ストライクが入らないと取りに行ってしまって、それをいかれる。もう1回、彼らしさをね。次も投げてもらうし、次はやってくれることを期待しています。