日本ハム清宮幸太郎内野手がプロ初の3安打猛打賞をマークした。

初回の第1打席で右前打。2-2の同点で迎えた8回には右中間へ本拠地初本塁打となる4号ソロを放った。「何とかして塁に出ようと思った。結果としてホームランになって良かった。(チェンジアップに)うまく反応できたなぁという感じ。打った瞬間に行ったと思いました」。勝ち越し点をもたらしたが、9回に追いつかれて試合は延長戦へ突入した。

延長10回には2死無走者の場面で中堅フェンスに直撃する、プロ初の三塁打を放った。「ちょっと(バットがボールを)こすっちゃったので(本塁打を1本)損したなと思った。それでも意外と飛んでくれた」。サヨナラ勝利のお膳立てを整えたが、得点にはつながらなかった。

さらに、延長12回1死無走者の場面で第6打席が回り、二塁打を放てばサイクル安打達成だったが、中飛に倒れた。「チャンスをつくろうと思ったけど、打ち損じた。ちょっと、もったいなかった」と悔しがった。

試合は結局、今季3度目の引き分けで終わった。「また明日、しっかり打てれば」と引き締めていた。