3連勝を狙った中日だったが、先発大野雄大投手が期待に沿わなかった。1回表に平田が今季2度目の先頭打者アーチで援護射撃をしたが、その裏にすぐ広島打線につかまった。

先頭野間に四球を与え、続く菊池に右前打を許し、無死一、三塁。3番丸に3球目136キロスライダーをライトスタンドへ運ばれ、あっさり逆転を許した。結局、5回7安打5失点で降板。今季6度目の先発登板でも結果を残せず、3敗目を喫した。「何回も同じ失敗をして申し訳ない。狙ったところに投げられないのは、技術のなさ。(久しぶり登板で力みがあったかと聞かれ)それもあります」と、大野雄はカード途中ながら1人大きな荷物を持ってバスに消えた。26日にも抹消される見込みだ。

両先発が初回に被弾する滑り出しに森監督も肩を落とした。「(そう)ですね」と一言だけ言い残すにとどまった。