ヤクルト武内晋一内野手(34)が今季限りで現役を引退することが14日、分かった。

プロ13年目の今季は15試合の出場にとどまり、打率2割8分6厘、1本塁打。CSではバックアップメンバーとしてチームに同行していたが、出場選手登録をされることはなかった。近日中にも球団から正式に発表される見込みだ。

武内は智弁和歌山高時代から左の強打者として活躍し、早大をへて05年大学生・社会人ドラフト希望枠でヤクルトに入団。力強いスイングを武器とするスラッガーとして活躍してきたが、近年は出場機会が減少。それでも勝負強い打撃と柔らかいグラブさばきで、存在感を発揮していた。

若返りを図るチーム事情も考慮し、現役引退を決断したようだ。ヤクルトひと筋のプロ野球生活を全うした武内が、悔いなくグラウンドを去る。