日本ハムが、清宮の弟・福太郎内野手を来春から本格マークすることが28日、分かった。現在中学3年生で早実に進学予定の15歳について、吉村GMは「気になる。能力は高い」と早くも高評価。3年後のドラフトを見据え、金の卵を、入学時から徹底的に追い始めるつもりだ。

すでに兄に負けない素質と経歴を持つ。右打ちの弟は、小学生時代に所属した北砂リトルで15年に米国で行われたリトルリーグワールドシリーズを制覇。12年に世界一になった兄に続いた。中1で出場し特大本塁打を放った兄に対し、小6で本塁打をマーク。調布シニアでは投手と内野手をこなす二刀流として活躍している。兄の幸太郎も1年前に「対決したら抑えられちゃいそう。弟が投げて、自分が打って勝つ? それ、いいですね!」と笑うなど、弟のポテンシャルの高さを認め共闘を待ち望む。

吉村GMは「いい選手は小学生だって見るよ。根尾も藤原も6年生の時から我々はマークしていたよ」。北海道で清宮兄弟のそろい踏みが実現するか。兄の時と同様に、福太郎の高校3年間にロックオンする。【木下大輔】