育成からはい上がるん弾! ヤクルト育成2位の松本友内野手(23=BC福井)が22日、戸田球場で行われた新人合同自主トレのフリー打撃で、約50スイング中、中堅方向に3本の柵越えを放った。

122メートル先のバックスクリーンへ2発、ラストスイングで中堅の「ヤクルト戸田球場」の看板にブチ当てる強烈な1発。持ち前の長打力をアピールした松本は「ゆっくり足を上げて、力を抜くことを意識しました」と笑顔で話した。

明学大までは無名ながら、独立リーグで開花した遅咲きの左の強打者だ。東福岡高の先輩、巨人村田ファーム打撃兼内野守備コーチ(当時BC栃木)と昨年対戦した際、1本塁打を含む4安打をマークし「バッティングいいね」とほめられたという。互いに立場は変わったが「また対戦するときにも、ごあいさつしたいです」と松本。さらにパワーアップした姿を先輩に見せるつもりだ。【鈴木正章】