元プロ野球選手が大学生を指導する「冬季特別トレーニング西日本2019」が8日、兵庫・西宮市の甲子園球場で行われ、桧山進次郎氏(49=日刊スポーツ評論家)や下柳剛氏(50)中田良弘氏(59)ら阪神OBが講師役を務めた。

打撃指導を行った桧山氏は「どう話せば相手に伝わりやすくなるかを考えて指導しました。参加したみんなから、野球が好き、という気持ちが伝わってきてうれしかった」と笑顔。京大・脇悠大外野手(1年=膳所)から質問も受け「最初に手を上げるのは勇気がいるけれど、しっかり考えた内容のある質問でした」と振り返った。脇も「緊張しましたが、今聞かなければあとで後悔する、と思ってお聞きしました」と、互いにとって有意義な時間だったことを明かした。

今秋ドラフト候補の近大・村西良太(3年=津名)や奈良学園大・菅田大介(3年=京都共栄学園)ら投手陣は、中田氏や下柳氏らの指導を受けた。187センチの長身を誇る菅田は「下柳さんから、その体をしっかり使って投げるように、と教えていただいた。1打席目から相手打者に圧を与えられる投球をしていきたい」と語った。今回は関西を中心に、西日本各地の33大学から84人の大学生が集まった。