オリックスを戦力外になった岡崎大輔内野手(21)が28日、大阪・舞洲で新たに育成選手契約を結んだ。年俸は今季から50万円ダウンの560万円でサインした。来季からは背番号が「120」に変更される。

「育成契約のお話を頂いたときはうれしさがあった。結果で恩返しがしたい。背番号は3桁になるが、やることは変わらない」

プロ1年目の17年に1軍戦5試合に出場したが、その後は出番がなかった。「球団が思っているよりもレベルアップできていない。その自覚はあった。それが今の結果。もう1度支配下を勝ち取っていきたい」。

守備面に意識を置いた結果、打撃面で成績が残せなかった。「良い意味でターニングポイント。勝負の1年にしたい。もう1年、野球ができる有り難みがある」。考えた秘策である「逆転の発想」も明らかにした。「守備9で打撃1の3年間だった。打撃9で守備1の1年間にしても面白いかなと。思い切って3割5分打つ。バッティングを磨こうと思います」。自らの現在地を見つめ直す機会になった。

来季は育成8選手が新たに加入してくる。「競争が激しくなる。(内外野問わず)準備力を鍛えていきたい。まだ寮に住むので、舞洲を思う存分に使いたい。全ての面でレベルアップがしたい」。21歳と、まだ若い。己を信じて、早期の支配下復帰を目指し奮闘する。(金額は推定)【真柴健】