ロッテ柿沼友哉捕手(26)が28日、ZOZOマリンで契約更改に臨み、490万円増の980万円でサインした。今季は自己最多の34試合に出場。プロ初安打を記録するなど、打率1割6分7厘だった。守備面では安定したリードや強肩でアピールし、5月後半から1軍に定着した。「守備の部分を評価してもらったので、うれしかった。僕自身も持ち味の盗塁阻止でアピールできましたし、リードの面も評価してもらった。充実していた1年だった」と振り返った。

ソフトバンク周東を刺すなど強肩で何度もピンチを救った。中でも印象に残っているプレーは6月7日の巨人戦。1死一、二塁の場面で、相手走者が重盗。二塁走者を刺せないと判断すると、二塁に送球し、一塁走者を刺した。「二塁ランナーの三盗は完全に盗まれた。その時は右打者で一塁ランナーのスタートが遅れているのが見えたので、そのまま二塁に投げた。結果三振ゲッツーになったのは印象に残っている」と冷静な判断が光った。

来季に向け「まだまだ打率もそうですけど、チャンスで代打を送られたりもしたので、打つ方では課題が多い。来年1年通して上で戦ってほしいと言ってもらえたので、もっともっとレベルアップできたら」と力を込めた。(金額は推定)