社会人野球の強豪・日本新薬(京都市)の元近鉄吹石徳一氏(66)が監督を退任したことが6日までに分かった。

吹石氏は、南部(和歌山)から日本新薬を経て74年に近鉄に入団。チーフスカウトなどを務めた楽天を12年に退団後、13年に古巣の日本新薬に復帰。同年にアドバイザー、14年から2年間ヘッドコーチを務め、17年1月に監督に就任。在任中は都市対抗、日本選手権に各3度出場し、17年の日本選手権で4強入り。

退任後は、アドバイザー兼スカウトとしてチームに残る予定。新監督には1月1日付で、同チームOBの松村聡氏(45)が就任。松村氏は天理から同志社大へ進み、大学では主将を務めた。96年に日本新薬入社し、捕手として04年まで現役でプレー。07年までコーチを務めた。