ロッテ佐々木朗希投手(18)は8日、宝物を手に入れた。入寮へ向かう雪の朝、自宅前に大船渡野球部の3年生たちがいた。サプライズの寄せ書きユニホーム。感動の旅立ちだった。

入寮後、その宝物を報道陣に公開してくれた。選手と女子マネジャー合わせて22人からの“贈る言葉”を、彼は1人で迎える夜に読んだのだろうか。1つ1つの言葉に迫る-。

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野球に対するまっすぐな姿勢がすごくかっこよかったです。

3年間仲良くしてくれてありがとう。プロでも頑張れよ。応援行くから。

学ぶことがたくさんあって良いお手本でした。

楽しい3年間でした。応援行きます!

たくさんの人に笑顔と希望を与えられるすてきな朗希くんでいて下さい。

早くみんなでポケモンやろーね!

大高に誘ってくれてありがとう。

がんばれ!がんばれ(ハート)

プロ野球のこと勉強して、朗希の試合見に行きたいと思います。

小学生の頃から仲良くしてくれてありがとう。

たくさん応援してくれる人がいて、すごいな~って思うことばかりでした。

めっちゃ応援してるぜ。

とても楽しかった。朗希と一緒に過ごせて。

サインもらうの忘れたので、後でファンとしてもらいに行きます。

プロに行っても会って遊びましょうや。

朗希のいじりは愛のあるいじりだと思ってたよ。

ネクストから見る君の姿はとても輝いてたぞ。

どの投手にも負けないエースだと思ってます。

ろーきが結婚するとき、面白い話できるようにしてるからまかせとけ。

野球やろうって言ってくれてありがとう。

朗希に学んだ3年間、野球人生で一番楽しかった。

毎年誕生日祝ってくれてありがとう。切り開くよ新時代。

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これらは22人の言葉の一部分に過ぎない。たった2日間で皆、濃密に思いを書き連ねた。

仲間の「言葉の力」はこの先何度も、朗希を救うだろう。【金子真仁】