日本ハム万波中正外野手(19)が2日、ミスター級のインパクトを栗山監督に植え付けた。沖縄・名護キャンプ2日目のフリー打撃。初球を豪快に空振りした。「普通に空振りしました…。今日はアジャストするまで時間がかかった」と苦笑いも、見守っていた指揮官は心をつかまれていた。「いきなり空振りするもんね。楽しいよね~。楽しいけどふざけるな、だけど、そこから何を気づいて変わっていくのか、見てみたいよね」。高卒2年目の成長株の注目度を上げた。

万波はその後、期待通りの打撃を見せてくれた。「最初の空振りで、あまりよろしくない感じがしたので、右方向を意識した」。計67スイングで、全て中堅から右方向に8本の柵越えを放った。1スイングで自身の状態を把握し、修正しながら自慢のパワーを披露。魅力を存分にアピールした。

かつて、デビュー戦で4つの空振り三振を喫した長嶋茂雄氏は、相手投手の故金田正一氏から「いつかは打たれる」と見初められ、豪快なスイングは伝説の礎となった。万波も同じように相手に恐れられるフルスイングがある。初の1軍キャンプに「がむしゃらでやっている」と毎日が必死だが、練習から着実に長所を出している。このまま突っ走って、8日から始まる実戦では結果でもアピールしたい。【木下大輔】