個性的なキャラで売り出し中のお笑いコンビ「祇園」の木崎太郎(34)は「生まれたときから阪神ファン」を自負する。

愛するタイガースからは、藤浪晋太郎投手ら、複数選手の新型コロナウイルス感染者が出た。プロ野球の開幕も定まらず、もどかしい思いを抱える日々。それでも、いつか訪れるその日を待ちわび、猛虎にエールを送った。

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木崎はオープン戦3位の阪神に大きな期待を抱いていた。「そのまんま開幕してくれたら、本当に開幕ダッシュでいけるんじゃないかと思ってた」。それゆえ、開幕が不透明になったときは「本当に、ぽっかり穴があいた感じ」と振り返った。

藤浪らの感染報道を見た時には「ファンなんで、めっちゃ身近に感じた。こんなに鍛えてる選手でもなるんやって思ったので、自分も気をつけないと」と感じたという。

開幕が延期され、楽しみもお預けになったが、プラスに考える部分もある。

「藤浪さんは、この期間で体調を治されて、復活していただける時間になるんじゃないかな」

その藤浪は自身の嗅覚、味覚異常に気づき、PCR検査を受け、一連の経緯について、実名報道を申し出た。木崎は「すごく分かりやすくなったし、有名な方が言ってくれたことで、(そういう症状が)広まったんじゃないかと思うんで、ありがたいです」と感謝の思いも。そして続けた。

「阪神なら乗り越えられると思います。中で感染者が出たことで、逆にコロナに勝とうという団結力ができてると信じてます」

猛虎ナインを率いる矢野監督は「日本一」をたびたび公言している。

「その姿勢がかっこいいし、マネしたい。僕らも、たとえば『年末はM-1優勝するんですけど』って」

男としても、矢野監督にあこがれる。もともと、木崎は、矢野監督が「過去最高に好き」だそうだ。

「もう、先に『日本一おめでとうございます』と(言っておく)。僕らも(有言実行で)M-1優勝しましたんで、また対談させてください。未来の話ですけど、それぐらいの気持ちでいます」

妄想? いやいや、夢は大きく広がるばかり。漫才では自分の名前を使ったネタを披露するのが、木崎の芸風。阪神の選手にも、木崎らしい言葉を贈る。

「先が見えないですけど、(昨年CS進出を決めた)6連勝のように『奇跡ザキ』を起こせると思ってますんで、『ドキド木崎』な試合が見られるよう、頑張ってください」

愛を込めてメッセージを送り、待ち焦がれる開幕を思う。【星名希実】