阪神矢野燿大監督が高山俊外野手の変化を評価した。高山は21日から甲子園での秋季練習に合流。矢野監督は「いい形にはなっている。今までは止まってしかタイミングが取れてなかった。止まらずに動の形になりつつある」。動きながらボールを捉えにいく打撃フォームになってきたことを挙げた。

高山は今季、42試合出場で打率1割5分2厘と苦しんだ。ドラフト1位で近大・佐藤輝明内野手(21)が加入し、外野でポジションを争う可能性もある。指揮官は「危機感あると思う。それもプロである以上、ずっと(新戦力が)入ってくる。チカ(近本)も入って、また佐藤も入ってきて」。さらに「俊(高山)に与える打席と佐藤に与える打席となると佐藤に多くなる。今までよりも数が少なくなる中でつかんでいかないとダメ。期するものがあって当然」と言葉を続け、競争が激しくなる中で、存在感を示すことを期待していた。