広島大瀬良大地投手が国内残留となった巨人菅野斬りへ闘志を燃やした。11日、広島・廿日市市内の大野練習場で自主トレを公開。米大リーグ行きを見送った菅野について「あれだけの投手なので、メジャーでどれだけ通用するか興味があった。強力なライバルといいますか、また気が引き締まりました。菅野さんがいる巨人を打ち破れるように頑張っていきたい」と力を込めた。

2学年違うが、大瀬良が大学2年時で選ばれた大学日本代表の時から交流がある。「やっぱり特別な人ですし、投げ合う時は他の選手と違った思いもある」。これまで先発としては6度投げ合い、対戦成績は2勝1敗だ。「すごい高い壁。そこに打ち勝っていかないとチームとしても優勝はない。なんとか投げ勝っていきたい」と語気を強めた。

今年の漢字は恩返しの「恩」を選んだ。昨年9月に右肘手術を行い「たくさんの人に支えられて今がある。元気な姿をマウンドでみせて、そして何より結果を残すことが一番の恩返し」。リハビリも順調で、1月末にも本格的なブルペン投球を再開する見込み。個人目標は先発ローテーション1年間完走。「みんなで一致団結して束になれば絶対に優勝できるチーム。力を合わせて頑張っていきたい」。主将、そしてエースとしてチームを引っ張る決意だ。【古財稜明】

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