道産子ドラフト1位右腕が水やりした米「ななつぼし」の苗を田植えして、秋に収穫しませんか-。

日本ハムは10日、3年前の18年9月に発生した北海道胆振東部地震で被災した厚真町の「田んぼのオーナー」を活用した被災地復興支援活動「ふぁい田!ATSUMAプロジェクト」の第3期オーナーの募集を19日まで延長して行うと発表した。

23日に予定されている田植えに向けて、苗に水やりをしているという伊藤大海投手(23)は球団を通じて「合宿所の日当たりのよい場所で水やりを続けてきた苗は順調に育っています。厚真町は僕が高校、大学生活を送った苫小牧市のお隣で、このプロジェクトを通じて農業体験の楽しさやお米のおいしさを味わってもらい、東胆振と呼ばれるエリアのよさを知っていただけたらうれしいです。ご応募をお待ちしています」とアピールした。

同プロジェクトは19年実施からして今年で3年目。一般社団法人厚真町観光協会が「胆振管内最大の米どころ」をPRする目的で07年から幌内地区の水田100区画を借りて一般の人が春の田植え、秋の稲刈りを体験→収穫した米を受け取れる事業を実施しており、日本ハムは昨年よりも1区画規模を拡大して8区画800平方メートルを借り受け、グリーンツーリズムの体験を通じて町の復興を後押ししする「オーナー」を募集している。

オーナーには収穫したお米「ななつぼし」をプレゼントされ、厚真の特産品収穫体験(ハスカップ狩り)や日本ハム選手の折れたバットを使用した箸づくりなどの体験も楽しみながら、被災地に足を運んで農村復興を応援しながら、子どもたちの食育にも活用できる約半年間のプロジェクトとなる。

同プロジェクトへの参加方法などの詳細は球団ホームページへ。