セ・リーグ首位、6連勝中の阪神は「青トラ」になって巨人を甲子園に迎え撃っている。

新型コロナ感染症患者の対応に携わる医療従事者への感謝を伝えるため、ナインはつばなどが青色のキャップを着用し、ベースも青色に染められている。

▽近鉄、日本ハム、楽天で監督を務め、昨春に新型コロナウイルスに感染して闘病生活を送った梨田昌孝氏(67=日刊スポーツ評論家) 昨年3月に重度の新型コロナウイルスに感染しましたが、50日間の入院生活を経て、すっかり元気になりました。現場で評論家活動も続けています。完全復活できたのは懸命に治療にあたっていただいた医療従事者の皆さまのおかげです。

当時は発熱しても4日間の自宅待機が求められたので、それに従って我慢していると体調が急変し、一時は危険な状況に陥った。まだ実態が完全につかめない時期で、関係者も恐怖心を抱いていたと思います。

それでも使命感をもって人の命を救うために、まさに命懸けで対応していただきました。今ではいろんなことが分かってきてワクチン接種も進んでいます。それでもゼロリスクはないので、我々は細心の注意を払うべきでしょう。

東京五輪も開催の方向で、プロ野球も段階的に入場者を増やし、再び増加に転じた際は“待った”を掛ければいい。今度は「スポーツの力」で医療従事者の方々を励まし、勇気づけていきたいと思います。