“10代バッテリー”が“30代バッテリー”として8年ぶりに再結成される。

巨人からトレードで加入した炭谷銀仁朗捕手(33)が、移籍後本拠地初戦のこの試合にスタメン出場した。先発予定の涌井秀章投手(35)とは西武時代にともにプレー。両者スタメンでは試合前時点で計83試合でバッテリーを組み、35勝30敗。まさに酸いも甘いもともにかみしめてきた。

公式戦での初バッテリーは06年3月26日オリックス戦。高卒2年目の19歳涌井と同1年目の18歳炭谷が手を取り合い、清原、中村、谷ら名打者たちを攻めた。7回4安打1失点で勝利を挙げ“10代バッテリー”での先発白星は17年ぶりとなった。

西武在籍が重なった06年からの8年間でリーグ優勝、日本一を1度経験。涌井は14年からロッテへ、炭谷は19年から巨人へ。最後にスタメンでバッテリーを組んだのは13年8月13日ソフトバンク戦。時を経て、2888日ぶりに杜(もり)の都で名コンビが復活する。