名コンビが2888日ぶりに復活も、古巣に捉えられた。楽天涌井と巨人からトレード加入の炭谷が、西武時代の13年以来8年ぶり、通算84度目の先発バッテリーを組んだ。

だが2回に元同僚の栗山、中村の連打を起点に5安打4失点。3回にも1死からピンチを広げ、押し出し四球、暴投で2失点。涌井は、今季最短タイの3回7安打6失点で6敗目を喫した。

2人とともに西武に在籍していた石井GM兼監督は「今日に限って言えばバッテリー、リードといったものが無関係な感じの涌井のボールの悪さ。誰がキャッチャーをやってようが、何しようが涌井自身の内容がちょっと悪すぎた」と苦言を呈した。炭谷は「19、20歳から知っている仲ですし良い時も悪い時も一緒にやってきた。引き出しも多いと思うので、今後修正できるようにやっていきたい」と、自身の高卒1年目から“10代バッテリー”と名を知らしめた右腕とのリベンジを誓った。