ロッテは25日、ZOZOマリンで練習を行った。27日からはエキシビションマッチが開幕する。

まずは阪神との3連戦(甲子園)へ向かう。井口資仁監督(46)は「開幕前の練習試合みたいな感じで」としながら「後半のオリックス戦にどうやって照準を合わせるかというところだと思う」と、シーズン再開となる8月13日からのオリックス3連戦(ZOZOマリン)を強く意識しながら進めていく構えだ。

阪神、広島、中日と3度の3連戦が予定されている遠征の参加メンバーについては「ベテランと若手の調整の仕方は違うと思うので、個々に課題を与えながらやっていきたいと思います」と選出した。若手では「2軍で頑張っていましたからね」と、育成契約の植田将太捕手(23)が遠征メンバーに抜てきされ、この日の練習からZOZOマリンに合流した。

19年育成ドラフト2位で慶大から入団し、今季は2年目となる。手術を受けた右肘が万全に戻った今季は、故障などでの相次ぐ捕手離脱の影響もあり、2軍戦で多くのスタメンマスクをこなしてきた。植田は5月中旬のオンライン取材では「勝ちに対する責任感をより強く感じるようになっています」と話していた。

スローイングには定評があり、この日の練習時の測定でも二塁送球1・8秒台を安定してマークした。イースタン・リーグで今季7勝を挙げている、同じく育成の森遼大朗投手(22)についても、植田同様にエキシビション期間中に出番が用意される見込み。例年にはない舞台で、成果を存分に示したい。【金子真仁】