巨人の足踏みが続いた。中日の前に無得点のまま敗れた。同一カード3連敗、2試合連続の完封負けは、いずれも今季初。16年以来、5年ぶりのシーズン同カード負け越しが決まった。

前夜の7安打から後退する散発3安打。中5日で先発した中日大野雄に翻弄(ほんろう)された。18イニング連続無得点のトンネルに迷い込んだ。

打撃不振、得点力不足が深刻化する。連日のオーダー変更も実らず、3試合連続の2ケタ三振。バットも気持ちも空回りした。上位とのゲーム差を詰められず、残り試合が消化されていく。原監督は「やっぱり、今トンネルの中に入っているからね。これを抜けたときがね。早く抜けるように、みんなでして、抜けたときが楽しみよ。以上」と団結が改善の道しるべとした。1点、1勝の先に光がある。

▽巨人メルセデス(6回6安打1失点と粘投も、6戦勝ちなしの3敗目)「アグレッシブな投球ができたと思います。(3連打から失点した)5回は修正するのに時間がかかってしまいました」