阪神のドラフト1位森木大智投手(18=高知)が、2月中に実戦デビューする可能性が浮上した。

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23日、鳴尾浜球場での新人合同自主トレを視察した安藤2軍投手コーチが「早ければあるんじゃないかな、今のペースでいけば」と高知・安芸で行われる2軍キャンプでの実戦登板を示唆した。

2軍キャンプ中の対外試合は、12日の社会人チームとの練習試合をはじめ計6試合予定されている。安藤コーチは「あんまり焦らせないように」とした上で「出来上がりも早いくらいの印象。良い球を投げている」と評価。近年、阪神の高卒新人の実戦初登板は12年ドラフト1位藤浪が3月2日、19年ドラフト1位西純が3月13日と3月以降の傾向にある。過去の先輩たちよりも早い仕上げで地元高知での“凱旋(がいせん)デビュー”が見られるかもしれない。

森木自身もかねて「(高知で)機会があれば投げてみたい」と話しており、気合十分だ。この日は新人合同自主トレ3度目のブルペン入りで、捕手を立たせ最多の40球程度を投げ込みツーシーム、スプリットを解禁。「日本ハムの伊藤大海さんの上からたたく感じとかボールの軌道が好き。そこはちょっと目指している」と日々、理想へ向けてまい進していく。【中野椋】