ソフトバンクは宮崎春季キャンプの第1クール最終日となった3日、初めて投手陣がフリー打撃に登板した。藤本博史監督(58)の一問一答は以下の通り。

-第1クールを終えて

藤本監督 第1クールからシートノックを入れて、今日はピッチャーも全員(フリー打撃に)投げましたし、その中で元気があったかなというのはすごく印象に残りましたね。

-元気さで目立った選手は

藤本監督 川瀬とか、中村晃とかも、井上も元気やったし、九鬼とか。全体的に元気やったけど、その中で目立ってたのはそのへんですね。

-フリー打撃に投手が登板

藤本監督 (打者は)そこそこ対応できてるかなというね。もっと最初は詰まらされるんですけど、芯で捉えている。川原田なんかすごい良かったしね。そのへんは目立ってたかなと思います。

-正木は大竹から柵越え

藤本監督 正木はまだ打撃どうのこうのというところに手を付けているわけじゃないですからね。どこかで自分の打撃で、正木にしても野村(勇)にしても、頭を打ったときには声かけてやったらどうだと長谷川(コーチ)に話している。今は今までやってきたことを、実戦でどれだけ通用するか本人たちがわかった方が次やりやすいのでね。野村にしてもパンチ力あるし、正木も遠くに飛ばせる力を持っているのでね。いいところはどんどん伸ばしてくれたらと思うし、今までのものを見せてくれたらいいと思います。

-川原田は1年目からの成長は

藤本監督 高校生で入ってきて、ああいう小さい体でも高校の中じゃ金属でホームランも20本近く打ってるのかな。自信を持って入ってきてるじゃないですか。入ってきたときはやっぱり遠くへ飛ばそうと思ってやってましたけどね。2軍に来てからはずっとライナーを打てと、目標を定めて、自分の打撃をしっかり考えた打者になったらどうやと。本人は井端とか、あるいは宮本みたいな打者になりたいという目標を持って取り組んでいるんで。それに近づいてきてるんじゃないかな。まだまだですけどね。入ったときに比べたらひとまわり大きくなってるんやないかなという気はしてますけどね。

-栗原も快音

藤本監督 栗原は去年、一昨年実績があって、本人もやりたいことをやっているので、あまり何も言ってません。

-投手陣は

藤本監督 ピッチャーはみんなできてましたよね。しっかり投げてました。この寒い中、大変やなと思いましたけど。良かったかなと思います。

-12分間走の予定を6分間に変更した

藤本監督 今だから言いますけどね、あくまで自主トレでやってきてもらいたいということがテーマで、前監督の工藤監督は記録を設定してやっていたけど、ぼくの意図としては自主トレでしっかり走り込んでくださいよという意図だった。全選手に去年の秋から「12分間走やりますよ」と伝えていたのでね。ヘッドコーチと話して、元気やったら半分にしようやと言ってね。最初なくそうとしたらヘッドコーチに怒られたんでね。言うたことはやってくださいと言われたので、半分の6分間にしようとなりました。

-コロナ陽性者などの状況は

藤本監督 休み明け、第2クールから野村大樹がB組に合流。予定では第3クールから柳田、松田、牧原大、グラシアルくらいかな。グラシアルは早く来たいと言ってるんですけど、いきなりこっち来て焦ってけがされたら困るから、とりあえず筑後で3日、4日は慣らしてくれということで。

-キューバ組はグラシアルだけ先に

藤本監督 投手と野手は違うんでね。モイネロは2月の後半あたりで。デスパイネも試合に出て捻挫したというのもあるので。そのへんも話しながらやっていきたいと思います。とりあえずは、他の陽性になった選手は第3クールからの予定ですね。リチャードは早くて第4クールかな。体がでかいからできあがるのも遅いでしょ。