ルーキーだけではない。2年目の左腕もローテーション入りに燃えている。西武佐々木健投手(25)が7日、宮崎・南郷キャンプでブルペン入りし、95球を投げた。

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「7割前後」の力でストレートの他、ツーシーム、カットボール、カーブも織り交ぜた。「状態もいいですし、ここまで順調に来ています」と話した。

20年のドラフト2位でNTT東日本から入団。昨季は即戦力として期待されたが、5試合の登板で、防御率8・31と力を発揮できず。今季は先発として勝負したい気持ちが強い。「やはり自分は長い回を投げたい、という気持ちがあります」。現在は「投球フォームのバランス」と「再現性」をテーマにしている。

左腕不足が課題のチーム。ドラフト1位の隅田知一郎(22=西日本工大)、ドラフト2位の佐藤隼輔投手(22=筑波大)の両サウスポーに期待と注目が集まっているが、佐々木も負けるわけにはいかない。これからは、より実戦に近い練習でアピールを続けていく。「シートバッティングに入っていく中で、やはり打席に打者が立ったりしますと、おのずと力が入ってしまうなど思い描いていたものとのズレが生じると思います。我慢するところを我慢して、試合につなげていきたいと思っています」と語った。