西武辻発彦監督(63)が9日、A班(1軍)の宮崎・南郷キャンプでキャンプ初の打撃投手を務めた。午後に行われた個別の特打。山川と渡部に対し、約15分間マウンドから投げ続けた。

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最下位からの巻き返しへ向けて、選手には「闘志」や「活気」を求める指揮官。自らマウンドに立って、キャンプを盛り上げた。

午前中からキャッチボールで肩を温めるなど準備をしていた辻監督は「いや~、意外と投げられましたね。乾燥して指が滑るから、ボールが抜けないように気をつけないとね」と笑顔で振り返った。

主砲の山川は「めちゃくちゃコントロールがいいです。実は秋季練習でも少し放っていただいたのですが、本当にコントロール抜群です」と感謝。初めて指揮官のボールを打った渡部は「とても打ちやすかったです。ぜひ次のクールでも僕に投げていただきたいです」。練習のモチベーションも上昇したようだった。