阪神藤浪晋太郎投手(27)は「BIGBOSS旋風」に動じない。11日の練習試合・日本ハム戦(名護)に先発し、3イニングを投げる予定。新庄監督が繰り出すサプライズ打順などにも注目が集まる中、「相手の打順はあまり気にならないというか…。それよりも自分のパフォーマンスを出すことに集中したい」と話した。

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BIGBOSSにはキャンプイン2日目の2月2日、早くも対策? を練られている。バーチャル打撃マシンに自身の投球フォーム映像を流され、一足早く“対決”済みだ。今回も「多分いろいろやってくるとは思う」と想像しつつ、この日は沖縄・宜野座のブルペンで調整。自身、22年初の対外試合に向けて「ブルペンでやっていることを実戦で出せることが1番」とまずは足元固めを最優先する。

初実戦となった5日紅白戦は2回1失点。佐藤輝に被弾した一方で、スローカーブで空振り三振を奪う新スタイルも披露した。矢野監督は「真っすぐが良くなってきた分、変化球を有効に使えたら投球がすごく楽になる。圧倒的に抑えるところに近づいていける」と期待。開幕ローテ争い生き残りへ、快投でBIGBOSSから話題をさらいたいところだ。【佐井陽介】