今秋ドラフト候補コンビが紅白戦で調整した。

最速151キロ左腕の曽谷龍平投手(3年=ノースアジア大明桜)が先発し、3回1安打4奪三振3失点(自責2)。「6割ぐらいの出来です」と、この日の最速は142キロだった。

それでも、許した安打は遊撃を強襲した1本のみ。3回、無死から四死球で走者をため、併殺崩れの間に2点を失った。「無駄な四死球から失点を与えてしまったのは反省です。次は初球からカウントを取りにいく投球を心掛けます」と改善点を口にした。

元阪神の藤倉多祐(かずまさ)監督(64)は「曽谷に関しては不安はありません。この時期からスピードも出てますし、さらに良くなっていくと思います」と信頼を寄せている。

野手では、大塚璃音内野手(3年=青藍泰斗)が3打数2安打3打点と巧打でアピールした。

新チームでは副主将に就任。責任感も表れてきた。「ラストシーズンなので自分の成績も大事ですが、チームが勝てることが一番です。監督さんからも『今年は行けるぞ』と言われていますし、なんとか結果を出したいです」と力を込めた。