中日石川昂弥内野手(20)がプロ3年目で本拠地初アーチを放った。

1点を追う2回先頭の第1打席。巨人先発菅野の初球、内角高めの147キロ直球を捉え、バンテリンドーム最深部の左中間スタンドに運んだ。

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試合には敗れたが「ここで本塁打を打ててうれしい。初めてあのコースを打てた。自信にはなるかなと思う」と喜んだ。

試合前は立浪監督の指示で打撃ケージ前方に立ってバッティングした。「より試合に近い形でという目的」。打撃投手の球をより速く感じるための工夫を一時同点のソロにつなげた。4打数2安打で終えたが「あとの打席も感覚として良かった」と表情を緩めた。

大敗にも立浪監督は「今日の収穫と言えば、昂弥が見事な真っすぐを捉えた。何かきっかけになってくれれば。ああいうバッティングが出てくれば楽しみですよね」。大砲候補生が、本拠地で飛躍への手応えを感じ取った。【伊東大介】

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