日本ハム新庄剛志監督(50)が、「第1次トライアウト」の終了を宣言した。

7日の試合前に、選手を集めてミーティングを行ったことを明かした。「オールスター明けから、ポジションも打順も固定していくよって。(球宴明けの)29日から来年の先を見込んで(メンバーを)固定しますっていうミーティングを今年初めて、した」。捕手をのぞく7ポジションは固定へ。選手たちに予告した。

昨年11月の就任会見で「レギュラーなんか1人も決まっていません」と発言。実際にここまで82試合を消化し、新人の水野や有薗、今年デビューした3年目の片岡など、野手は33選手をスタメン起用してきた。だがいよいよ、“本気モード”にシフトする。

ミーティングを行った7日から、チームは今季最長タイの4連勝中。10日ソフトバンク戦では、1番にパ・リーグ首位打者の松本剛を置き、上川畑、近藤、野村、清宮と並べた。「1、2、3、4、5は流れ的には、すげぇ点が取りやすい、攻めやすい、1点ずつを取りにいく打順ではある。安定感がありますよね」と手応えもあった。

一方で「3日もあればね、人生変わるんで」。13日楽天戦(静岡)から、球宴までの残された“トライアウト期間”は10試合。「3試合で12打数9安打とか打てるチャンスがあるんだから。それでポンってそのポジションをつかめば。(球宴明け初戦の)29日を目指してグワって燃えてくるんじゃないですか?」。競争心をあおり、チーム全体のレベルアップを狙う。夏場の大まくりへ、BIGBOSSが仕掛けた。

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