広島は逆転優勝に向けて3連勝を狙った阪神3連戦で3連敗し、ゲーム差は11に開いた。

打線が3連戦全て1得点と投手陣を援護できなかった。新井貴浩監督(46)は「自分も悔しいし、選手も悔しいと思うし、またここで、野球ができるように頑張ります」と語り、クライマックスシリーズでの再戦、下克上日本一を目指していく。

先発の九里亜蓮投手(32)は、気迫の力投を見せた。5回までは3四死球の走者を出しただけ。だが1点リードの6回1死から中野拓夢内野手(27)に初安打を許し、味方の失策も絡んで二塁に進まれ、続く森下翔太外野手(23)に同点打を浴びた。

7回は1死から2失策と申告敬遠で満塁。絶体絶命のピンチで伊藤将司投手(27)を三ゴロ併殺に仕留めて切り抜け、ガッツポーズで雄たけびを挙げた。だが続投した8回、先頭の近本光司外野手(28)へ与えた四球から勝ち越され、7回2/3を127球、3安打5失点(自責4)で降板した。

「悔しいです。それしかないです。(8回は)『次の回も行くよ』と言ってももらえたのでしっかりと抑えようと思ったんですけど、回の先頭バッターにフォアボールを出してしまったのでそういうところは本当に反省しないといけない」。九里は先頭の出塁を許した自分を責めた。

右脇腹に張りを抱えた西川龍馬外野手(28)がベンチを外れ、右ふくらはぎ痛から8日に復帰した秋山翔吾外野手(35)も先発から外れて出番なし。2人の主力を欠いた打線は1点どまりで、九里の投球に報いることはできなかった。

甲子園では7連敗で今季を終えることに。新井監督は「ちょっとの差だと思うし。でもそこのちょっとが大きいと思うし。自分たちは戦いながら強くなっていかないといけないし。タイガースは成熟されているなと思うし。自分たちはまだまだ試合を重ねていって、戦っていく中で、どんどんうまくなる、強くなる、これからのチームだと思っているんで」と語り、首位阪神との差を埋めていく。【堀まどか】

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