まよわ~ずに~レ~イエ~ス! 日本ハムのフランミル・レイエス外野手(29)が流れを変える1発を放った。2点を追う7回2死一、二塁で一時逆転となる8号3ラン。迷わずに先発起用を続けた新庄剛志監督(52)の期待に応えた。8回に追いつかれるも、この本塁打で勢いがつき、田宮裕涼捕手(24)の決勝打で延長10回サヨナラ勝ち。負ければ自力優勝消滅の危機だったが、踏みとどまって勝率を5割に戻し、3位タイに再浮上した。

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レイエスが貴重な1発で、チームを救った。2点を追う7回2死一、二塁、楽天ターリーの高めチェンジアップを振り抜くと、打球はぐんぐん伸び、左翼ポールを直撃した。「チェンジアップを待っていて。でもストレートも来るかなぁとも思ってたけど、実際にチェンジアップが来て、しっかり打てました」。迷わずに、狙い球を捉えた。

調子を上げるまでの時間に、余計なものなど、なかった。新庄監督はリーグ序盤、対応に苦しむ助っ人を5月から約1カ月、2軍調整させ、打席数を消化することで感覚を取り戻させようと試みた。「これから彼がキーポイントになる」と6月15日に再び1軍に呼び戻すと、同21日に来日初の満塁弾。直近は13日ソフトバンク戦から4戦3発の大当たりだ。指揮官は「シーズン終わりに、58本ぐらい打つんじゃないかな。打てない? いや分からないじゃないですか。絶対はないんで」。さすがに“101発”は厳しいが、その半分ぐらいの爆発を予言した。

1軍に戻ってからは、出場23試合中18試合でスタメン出場。レイエス自身「僕が好調な理由は打席数を与えてもらっているから。1試合にしっかり継続した打席数をいただいていることによって調子も良くなっている」。2軍で日本の配球に慣れ、さらに指揮官からコンスタントに1軍での出場機会を与えられることで、メジャー108発の実力が、花開いてきた。

明るくてまじめでパワフルなドミニカンは常々、こう話している。「人生は何事も1回失敗して終わるのではなく、何度も繰り返しトライすることで改善する。試合に出て学びがあって、改善がある」。何度も打つよ、残さず打つよ。ここからレイエス弾が、あふれ出す。【永野高輔】

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