真夏の夜空に、勢い良くかち上げた。日本ハム清宮幸太郎内野手(25)がロッテ戦で、2年ぶり4度目の2打席連発。「久々にいい感触で気持ち良かった。完璧でした!」。満員御礼の敵地で美しい放物線を2本描き、前半戦を締めくくった。
いずれも初球を捉えた。まずは、6ー6と2点差を追い付いた直後の7回2死。ロッテ・コルデロの内角低めのチェンジアップを、右翼席へ勝ち越しの2号ソロ。9回は、まるでリプレーのようなダメ押しの3号2ラン。今度は益田の真っすぐだった。
低迷した前半戦だったが、前日20日同戦では、今季初の3安打猛打賞。この日は2打席連発を含む、プロ初の4打数4安打と乗ってきた。新庄監督は「信じませんよ。まだまだ」と言いながらも、うれしそう。Aクラスで前半戦を終え、後半戦に向けて“清宮覚醒”は大きな戦力となる。
早実時代は高校通算111本塁打を放ち、怪物と騒がれた。現在、夏の甲子園大会につながる地方大会真っ盛り。この日、西東京大会で8強入りを決めた母校の早実は、清宮が高校1年だった15年を最後に、夏は甲子園から遠ざかっている。毎試合、試合結果を入念にチェックしており「めっちゃ、甲子園に行ってほしいです。早く(甲子園出場祝いの)寄付させてくれよ!と」と笑った。
高校球児に、負けてはいられない。「僕も波が激しいのは分かっている。オールスター休みの期間に、しっかり調整して、感覚を見失わないように過ごせたら」。後半戦は大暴れする。【中島宙恵】



