日本ハム万波中正外野手(24)が、プロ初のグランドスラムでチームを勝利に導いた。同点に追い付かれた直後の延長10回2死満塁、フルカウントから楽天守護神則本の153キロストレートに反応。右中間スタンドにたたき込んだ。2位ロッテとのゲーム差を2差に詰める大きな1発に「バッチリでした」と喜んだ。
通算59本目だが、意外なことに満塁アーチは初。「去年、ランナー多い場面でのホームランが本当になくて、すごい気にしてたんで、ああいうところでホームラン打ててほんとにうれしく思います」。7月下旬に一時調子を落とし3試合連続でスタメンを外れたが、徐々に調子が戻ってきた。9回に追いつかれた嫌なムードを振り払う1発に、新庄監督も「ああいうところで決められる選手っていうのはやっぱ使いたい。チャンスに強いバッターっていうのは、やっぱ外せない1人」と強い口調で話した。
6回の第3打席まで3打数無安打2三振も、まったく動揺はなかった。「代打でいっているわけでもない。4打席トータル。3打席もライトフライと三振2つでしたけど、見え方がすごく良かった。打ちにいって打ち取られた感じ。微調整できれば何とかなるという感じだった」。ヒットが出なくても、試合中に自分で修正し、勝負どころでの決勝弾につなげた。
4位楽天との3連戦。3連敗なら順位が入れ替わる状況で、まず4カードぶりの初戦白星。万波は「初戦取れたのは大きい。1個勝った状態で進むと気持ちのゆとりも出る。できれば3連勝したい」。白星を重ね、まず2位ロッテとの差を縮める。【永野高輔】



