広島森下暢仁投手(26)が、初めて阪神大竹に投げ勝った。昨季からこの日で6度目の投げ合い。過去5戦はすべて森下に黒星がついたが、ようやくリベンジを果たした。阪神戦自体も22年4月9日に完投勝ちして以来6連敗中だったが、それも止めた。チーム自体も対大竹に初黒星をつけ、3位阪神に4ゲーム差をつけた。
9回5安打1失点での完投勝ちで9勝目の森下は「(大竹に)ずっと勝てていなかったので」と意識はしていた。「昨日も点を取っていましたし、投手陣も粘り強く投げていたので、同じようにやったら勝てるんじゃないかなと思って」と粘りの投球。2回に失点したが、永川投手コーチの助言もあってフォームを微調整。捕手会沢のリードともかみあい、阪神打線を3回以降は1安打に封じた。
新井監督も激賞だ。「本当にナイスピッチング。9連戦のちょうど真ん中でブルペンも休ませてくれたしね。本当に大きいです。そんなに調子がいいという風には見えなかったけど、イニングを追うごとに修正して、さすがのピッチングだった」。
11日に引き分け以上なら阪神の自力優勝が消滅。そうなれば2位巨人がターゲットになり、最速16日にも優勝マジック点灯が見える。目の前の1戦に全力を尽くし、1歩ずつ栄冠へ近づく。【高垣誠】
▼広島朝山打撃コーチ(阪神大竹を攻略し)「大竹くんが失点するのは長打が絡んでいるのが他チームの映像を見たらあるので、強く振らないとということで。合わせたら術中にはまるから。堂林の大きいので複数点入ったのが大きかった」
▼広島は最短で16日に、マジックが点灯する。条件は11日からの5試合で広島が全勝、巨人が全敗。この場合、まず11日に広島と対戦し敗れる阪神の自力優勝が消滅する。17日以降に巨人が残り35試合に全勝しても、最終成績は88勝49敗6分けで勝率6割4分2厘。同じ時期に広島が巨人戦残り9試合に全敗しても、他球団との31試合に全勝すれば6割4分5厘となり、巨人を上回るため。阪神が16日中日戦○ならM33、△または●で32となる。



