1009日ぶりに1軍マウンドに上がった左腕が、チームを救った。引き分け以下で自力優勝の可能性が消滅する一戦で、復帰先発した阪神高橋遥人投手(28)が5回4安打無失点7奪三振と好投。白星を呼び込み、首位広島相手のカード3連敗を阻止した。
初回、1安打を許すも奪ったアウトはすべて三振でスタート。2回以降も走者を出しながら、危なげない投球を見せた。4回は2死から味方の失策で走者を出し、菊池の左前打、矢野に与えた四球で満塁のピンチを招いたが、ここで代打石原を130キロスライダーで空振り三振。5回は1番中村奨からこの日初めての3者凡退。最後は小園をツーシームで空振り三振に仕留め、小さくガッツポーズを見せた。
肩や肘の度重なる手術を乗り越えて、21年11月6日のCSファーストステージ巨人戦(甲子園)以来の1軍登板となった左腕を、味方も援護。初回1死三塁から森下翔太外野手(23)が先制の中前適時打を放つと、2死一塁から大山悠輔内野手(29)が左翼フェンス直撃の適時二塁打。さらに4回には前川右京外野手(21)が3号ソロを放ち、3点目を追加した。8回には大山が7年連続2ケタ本塁打となる10号ソロでダメ押しした。
高橋にとっては21年10月21日中日戦(甲子園)以来、1025日ぶりの復活星。チームを助ける救世主になった。



