日本ハム宮西尚生投手(39)が通算856試合目の登板を果たし、阪神などで活躍した小山正明に並ぶ歴代5位に浮上した。オリックス戦(京セラドーム大阪)の7回に3番手で登板。3点ビハインドの場面、さらに8日ぶりのマウンドだったが、きっちりと3者凡退で節目を飾った。前人未到の通算400ホールドを達成したばかりの現役レジェンドが、また1つ偉大な記録に肩を並べた。チームはオリックスに敗れて3連敗を喫した。

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いつも通りに、淡々とアウトを重ねた。宮西が登板したのは3点を追う7回。紅林を空振り三振、宗を一ゴロ、池田を左飛。10日西武戦以来のマウンドだったが、与えられた仕事を黙々とこなした左腕は、試合後に報道陣に囲まれた。「なんですか?」。やや驚きながらも、通算登板数の話題を振られると合点がいった。「あ、忘れてた。ほんまや」。この試合が通算856試合目の登板。プロ野球90年の歴史の中で、歴代5位タイの数字だ。

宮西 プロ野球のそういう偉大な先輩方が残してくれた記録を目標にやってきたので、そういう意味で並んだのは感慨深いね。

危なげない8球で1イニングを無失点に抑えた。「いやいや、必死よ」と言うが、これまでの直球とスライダーのゴールデンコンビネーションに加えて、新たに習得したチェンジアップが17年目の夏を支える。

宮西 配球パターンのバリエーションが増えていっているから。次は『こういう組み合わせはどうやろうか』とかワクワクしながら投げている。それが本当にいい結果になっているのかなと思う。とりあえず(通算登板数は)4位ぐらいまでは行きたい(笑い)。

通算登板数の単独5位どころか、今季中に元阪急の梶本隆夫が持つ867試合も抜いて単独4位まで浮上しそうな勢いだ。「ホールドは400で一区切り。もう僕の仕事は終わりました」と笑い飛ばしたが、6年ぶりのCS進出と8年ぶりの日本一へ、その左腕の力はまだまだ必要だ。【木下大輔】

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