花巻東(岩手)OBで、米スタンフォード大に進学した佐々木麟太郎内野手(19)が、母校の試合を観戦した夏を振り返った。

8月に花巻東女子野球部の全国高校女子野球選手権決勝、野球部が出場した甲子園初戦を観戦。「帰国する予定はもうちょっと遅かったんですけど、せっかくの機会。妹が甲子園で決勝に出るということで、私もタイミング的に偶然行けるチャンスがあった。今回男女そろって甲子園に出場し、両方せっかくの機会だったので、今しかできないこともあるなって」。

思い立ったが吉日。予定より早く帰国し、妹の秋羽(しゅう)内野手(3年)や後輩たちを応援。「花巻東の一ファンとして試合も見させてもらいましたし、すごい刺激をもらっています」と柔和な表情を浮かべた。

今月8日の女子硬式野球花巻大会も観戦。高校、大学を含めた12チームが参加する大会で花巻東女子野球部が優勝した。「花巻東だけじゃなくて、男女ともに高校野球から、刺激をもらったなと思っています」。同校の後輩たちの奮闘や甲子園の熱狂を思い返した。

9日には岩手・花巻市内で公開練習を行い、慣れ親しんだ地元で快音を響かせた。フリー打撃では両翼92メートル、中堅120メートルの球場で柵越えを連発と、高校歴代最多140本塁打を誇るパワーは健在。木製バットでは14本のうち6本、金属バットでは6本のうち1本の場外弾を放った。9月下旬には、いよいよ大学での授業と練習が本格的に始まる。高校球児の新たな可能性を示す麟太郎が、後輩たちからの刺激を力に海の向こうでも快音を響かせる。【浜本神威】