日本ハム新庄剛志監督(52)と阪神藤川球児監督(44)がNPB発展へ向けて激しく共鳴した。20日、都内で「12球団監督会議」が開かれ、新庄監督は藤川監督が提案した“球界ドレスコード案”に賛同。一方、藤川監督はリーグ優勝チームに与えられるCSのアドバンテージについての議論で、新庄監督が見せた潔さに“勝負師”として感銘。年始の初顔合わせで、ともにプロ野球を盛り上げていくことを誓った。

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虎を源流とする日本ハム新庄監督の本能が、くすぐられた。監督会議で話題となった選手のドレスコードについて「日本の選手がメジャーリーグの帽子をかぶるのは、あんまり良くないよねっていう話」が出た。切り出したのは、新庄監督にとって古巣の新指揮官で、後輩の藤川監督だった。その意見に賛同した。

新庄監督 なんかダメじゃないですか。やっぱ自分のチームへのこだわり…俺が一番こだわってないんですけど(笑い)。まあまあ選手はね、球団のものを。

日本人メジャーリーガーの活躍が増えたことによって、国内でもMLBブランドのアパレルを着用する人が増えた。それはプロ野球界でも同じだ。ファッションの一環でキャップなどを身に着ける選手もいる。

新庄監督も試合前練習中に自身のブランドのキャップなどを装着しているが、ファンの目に触れるところで“同業他社”のMLBチームのアパレルは着用していない。藤川監督が「底辺にあるのは危機感だと思いますね」と言ったように、NPBブランドを高めるには、自分たちから発信していかなければ始まらない。2人の思いは一緒だ。

座長を務めたロッテ吉井監督は「例えば、インタビューのときに必ず自分のチームのロゴのついた服を着るとか、ユニホームを着ていないときでも、しっかりした格好で行動するっていう意見が出ました」と明かし、12球団の監督が一致団結で問題意識を共有した。

すべては日本野球の発展を願う思いから。MLBに負けない、NPBの魅力アップを-。新庄監督は「ファイターズだったら、おしゃれっぽいファイターズの(売り出している)帽子があるじゃないですか」と、アパレルブランドとコラボした球団グッズの活用も提案。藤川監督から発信された問題提起を、しっかり受け止め、共鳴した。【木下大輔】

○…日本ハム新庄監督は監督会議でポスティングシステムのルール整備を訴えた。座長のロッテ吉井監督から「ポスティングシステムに対しては、どう思います? 新庄監督」と話を振られて「ポスティングで(米球界へ)行って1年でダメでソフトバンクに行く流れはやめてほしい」と発言した。今オフは、その流れで元日本ハムの上沢がソフトバンクへ加入。「(元所属球団に)帰って来て最低1年」と新ルールも提案した。「1年向こうに行ってダメで違う球団だってなると監督として『は?』ってなりますよね」と話した。

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