ルーキーレースで先頭を走る。巨人竹丸和幸投手(24=鷺宮製作所)が10日、山口・宇部で行われたオープン戦に先発。昨季日本一のソフトバンクを5回7奪三振無失点に封じた。制球も光り、無四球で二塁を踏ませない快投を見せた。実戦デビューから13イニング無失点。12球団の新人投手では最も多くゼロを並べ、目標の開幕ローテーション入りへ大きく前進した。

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<とっておきメモ> ポーカーフェースを貫く竹丸に、人生で一番緊張した瞬間を尋ねると「小学校の時ですかね。監督が怖かったので。やらかしたり、怒られる恐怖と戦っていた」と苦笑いを浮かべながら当時を振り返った。

中学時代からは緊張しなくなったという。チームでは3番手投手。崇徳高時代もエースではなかった。「6年間試合にあまり出ていないので、何も思わなくなった。監督から見られることも少なくなるので」と淡々と語り、心境を明かした。

そのメンタリティーは立場が変わっても、変わらなかった。鷺宮製作所ではエースとなったが「(メンタルが崩れる場面は)ないですね」とバッテリーを組んでいた佐藤大雅捕手(26)は語る。プロ入り後、初実戦や対外試合で多くの観客、報道陣に囲まれても「緊張は特にないです」ときっぱり答える竹丸。どんな場面でも冷静さを保ち、マウンドに立ち続ける。【北村健龍】