日本ハム郡司裕也捕手(28)がWBC日本代表の北山亘基投手(26)が考案した「お茶たてポーズ」を引き継いだ。DeNA戦の4回に、決勝のオープン戦1号2ランを放つとベンチ前で同ポーズを披露。この日からチームに合流した右腕から試合前に要望され、最高の形で即実行してみせた。頼もしい4番打者が、開幕へ向けて仕上がってきた。
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試合開始の数時間前のこと。郡司はWBC帰りの北山の姿を見かけると声をかけた。「あんまり流行ってなかったね」。北山がドジャース大谷からむちゃぶりされて考案した、お茶たてポーズの話。すると北山は「ドミれポーズも流行ってないんだったら、お茶たてポーズでいいんじゃないですか」。郡司は「それいいね」と言って、試合に臨んだ。
3回1死一塁、郡司は右翼ブルペンへ飛び込む決勝の1号2ラン。要望に応える絶好の機会を自ら作り出し、あえて「(テレビ)カメラの前でやろう」とハイタッチしていたベンチ前でカメラ席の近くまで来てから、お茶をたてて見せた。
北山から要望される前から引き継ぐ意思は持っていた。「すごくいい案出したなと思ってたんですけど、惜しくも敗れてしまったんで。このままだと、なんか闇に葬られそうなんで僕が消さないように(笑い)」という思いがあった。
今季はチームスローガン「ドミれ!」にちなんで清宮幸が考案した右手で「レ」の形をつくるドミれポーズもあるが、北山が言うようにチーム内では浸透度がイマイチ。今後はどちらかに絞るか、両方やるのか-。郡司は「下(2軍)でサヨナラホームランとかどうでもいいんですよ(笑い)。早く帰ってきてもらって、そこは要相談」と、この日のファーム・リーグで延長10回にサヨナラ3ランを放った選手会長の1軍復帰を待って、決めたい考えだ。
とにもかくにも、頼りになる開幕4番は「僕はかなり今、状態がいい。これを継続できるように」と不安なし。あとはみんなが盛り上がるセレブレーションを固めるだけだ。【木下大輔】



