日刊スポーツ評論家の里崎智也氏(46)が、8日配信のYouTubeチャンネル「Satozaki Channel(里崎チャンネル)」で、9日に行われるWBC第1次ラウンド中国戦のキーマンに近藤健介外野手(29=ソフトバンク)の名前を挙げた。

スターティングメンバーを「強化試合オリックス戦の打順でいくんじゃないかなあ」と予想し、近藤を「2番」と想定した。「ずっと宮崎から状態が良く、必ずチャンスメークする。大谷選手の前にどれだけランナーを出せるかが、ビッグイニングを作れる勝負だと思う」と期待を寄せた。

また「4番」には「吉田選手でいいんじゃないかな。村上選手は気楽に6番で」とした。「接戦の場面では、2アウト満塁大谷選手、敬遠もあり得る。複数点を取られたら負けの場面で、1点差ならセーフという作戦も考えられる。大谷選手の次が大事」とした。

試合展開には自身がメンバーとして経験した06年WBC1次ラウンド初戦中国戦を引き合いに出し、「ポイントは序盤に複数得点をしっかり取れるか。3回くらいまでに」と重要性を説いた。当時の2-0リードから中国に2ランを喫して追いつかれた場面を思い起こし、「まさか負けないよねと焦る部分もあった」と警告。結果的には18-2で8回コールド勝ちだったが、初戦の難しさに念を押した。「勝つのはもちろんだけれど、いろいろな選手が試合に出て、結果を出して、状態を上げていくことが出来れば最高のスタート」。今大会ではテレビ、ラジオ、インターネット放送などで解説を行う予定だ。