ボクシングのWBC世界フライ級王者内藤大助(35=宮田)と、同級3位亀田興毅(23=亀田)の29日の世界戦(さいたまスーパーアリーナ)の調印式と記者会見が27日、都内で行われた。2人ともマスク着用で会場に現れたが、会見で内藤はマスクを外したのに対し、興毅は付けたまま。用意された水を内藤は2口飲んだが、興毅は手を付けなかった。内藤の野木トレーナーは「(興毅は)体重を落としているせいか、声がかすれていた。水分を絞っている選手の独特のもの」と分析し、内藤陣営は減量苦や体調不調を指摘。興毅は「(マスクは)予防や」とだけ話した。調印式後は、内藤、興毅とも静養に努めたようだ。内藤はジムには現れず、宮田会長は「もう練習は終わっている。あとは試合に向けてじっくり休んでもらうだけ」と説明。興毅は、都内で行われた弟和毅の試合を観戦しなかった。