米プロレスWWEスマックダウンの中邑真輔(37)が16日、WWE大阪公演(エディオンアリーナ大阪)で再び同団体ヘビー級王座に挑む。

 8月20日のサマースラム(米ニューヨーク)で同級王者ジンダー・マハル(31)に初めて挑んだものの、王者の配下シン・ブラザーズの介入で惜敗。それ以来、2度目の挑戦。日本勢が日本公演でWWEヘビー級王座に挑戦するのは、03年1月25日、TAJIRIが当時の王者トリプルHに挑んで以来、約14年8カ月ぶりとなる。

 エディオンアリーナ大阪は中邑にとって縁起の良い会場だ。特に03年12月9日、当時のIWGPヘビー級王者・天山広吉を下し、史上最年少の23歳で新日本プロレスの至宝IWGPベルトを巻いた。9月5日のランディ・オートン戦直前には「WWE王座を求めるのはオレの運命」と言い切った中邑。スマックダウンで「ロックスター」と呼ばれる男は、日本勢初のWWEヘビー級王座奪取に照準を合わせている。

 14日に米ハワイのホノルル大会を終えたばかりの中邑は、WWE勢とともに帰国。ホノルル空港では、リングアナのグレッグ・ハミルトン氏と一緒にラーメンを食べる姿が同氏のインスタグラムに登場した。すぐに17日の中国大会へと移動する強行軍の大阪公演となるものの、中邑は自然体で日本勢初の快挙への準備を整えている。