BJW認定世界ストロングヘビー級王者橋本大地(25)が、27日の後楽園大会での防衛戦を前に、挑戦者の中之上靖文(31)と6人タッグで対戦した。

 橋本は2度目の防衛戦へ向け、タッグ戦では先発を買って出て中之上と激突。得意のハイキックから、走り込んでのキックを見舞うなど、厳しい攻めを繰り出した。一方の中之上も、ラリアットから垂直落下式ブレーンバスターでカウント2まで追い込む。試合は、橋本組の神谷英慶が、中之上組の菊田一美を仕留め勝利。試合後、ベルトを誇示して中之上をにらみ付けた橋本だが、不意打ちのラリアットを食らい、リング上になぎ倒されてしまった。

 「チャンピオンなのに油断しているから(ラリアットを)食らうんだよ。オレにはもっと引き出しがあるぞ」と中之上に口撃された。これに対し橋本は「確かに油断していたかもしれないけど、ああやってガツガツ来るやつがいてうれしいよ。ほかにはいないから。心の底から、ああいう戦いは好きだね。そんなに楽しませてくれるのかオレを、という感じ」と余裕の笑みを浮かべていた。