IWGPタッグ王者EVIL(30)が復帰戦を白星で飾った。

 左眼窩(がんか)低骨折によりドクターストップで2月下旬から欠場してきたが、「EVIL復帰戦」として組まれたロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン対鈴木軍の10人タッグ戦に登場。新コスチュームに、髪の色も新色で姿を現すと、大歓声がホールにとどろいた。

 試合でも序盤にサーフボードストレッチ、セントーンと久しぶりの試合を感じさせない動きで存在感を示すと、15分すぎからは観客の視線を独占。金丸義信をつかまえると、体格差を生かしながら大技を見舞う。最後はEVIL(変形大外刈り)でマットにたたきつけて3カウントを奪った。「ロス・インゴ」の実力者の帰還を喜ぶ声を、じっくりと味わった。

 試合後には「EVIL IS BACK HERE!」と雄たけび。「このリングにEVILが帰ってきたからには、ダークネス・ワールドをお前ら全員に見せつけてやる」と言い放った。