Bブロック公式戦で初出場のタイチ(39)が内藤哲也(37)を下し、G1初勝利を挙げた。内藤はこれで2連敗となった。

タイチは2月に引退した飯塚高史の形見「アイアンフィンガー」を海野レフェリーの目を盗んで解禁。継承した飯塚の技アイアンフィンガーフロムヘルを内藤の顔面に決め、タイチ式ラストライドで3カウントを奪った。

今年2月にも札幌で内藤とIWGPインターコンチネンタル王座をかけて対戦。入場時に同じユニット鈴木軍の仲間飯塚が内藤を襲撃したが、復活した内藤に敗れ、ベルト奪取を逃した。

タイチは「俺と飯塚の戦いは続いてたんだよ」と話し、形見のアイアンフィンガーは「俺の守護神になるかもしれないし、これからも持ち続けるよ。また(飯塚が)どっかで来るかもしれないしな」と不在の飯塚に思いをはせた。

内藤撃破で勢い付いたのか、「これこそG1クライマックスだ。全部、俺が変えてやる。楽しみにしとけ」と快進撃を予告した。